【食育】料理で育む子供の生きるチカラ
こんにちは!むっくです。
みなさん『食育』と聞くと、どんなことを思い浮かべますか??
好き嫌いせずに何でも食べられるようになること?
栄養バランスが整った食事を食べさせること??
何となく、こんなイメージがありませんか??
私、むっくが考える『食育』への想いとは、皆さんが考えている『食育』とちょっと違うかもしれません。
小さい頃おばあちゃんと料理をした経験
私は小さい頃両親が共働きでした。
ですので、同居するおばあちゃんが家族の食事を作っていました。
おばあちゃんが料理をするのをいつも側で見ていて、いつも何かを手伝っていました。
野菜を切る
食材を混ぜる
胡麻を擦る
作り方を観察して、実際に切ったり混ぜたりして、時には味付けに失敗することもあったけど、『料理』が生活の一部となっていた学童期でした。
そして、作ったものを両親や家族に出して返ってくる言葉。
それが
美味しい!
ありがとう!
でした。
こうして自分が作った料理で『家族に喜んでもらえる』という経験が、私の小さな自信として積み重なって、自己肯定感や自己効力感を高めていったように思います。
『自己肯定感』『自己効力感』という言葉はちょっと強い気がして本当はあまり使いたくないwww
だから『小さな自信』という方がしっくり来るかな^^
そんなこんなで、料理に触れるきっかけとなったのが、おばあちゃんとの生活。
料理に触れて、自分で作って、家族に喜んでもらうことを繰り返すうちに、もっともっと作りたいと思うようになり、
ついには、NHKの料理番組を見てレシピをメモ、様々な料理にチャレンジする小学生になりました(笑)。本に出てくる「料理」や「お菓子」、「外国の食べたことない料理」にも夢がふくらんだなぁ。それが今の仕事にもつながっています。
料理を通して人生が大きく広がった
私は料理が出来ることで
部活の仲間が家にご飯を食べにきたり
寮でご飯を作っていると『何を作ってるの〜』と友達が集まってきてくれて
コミュニケーションのきっかけになったり
料理を通して友達との繋がりが出来たように思います。
学園祭でも屋台の監修をしたこともあったなぁ(笑)
- コミュニケーションの手段やきっかけになったり
- 『教えて』と言われて人が集まってきたり
- 『料理』『食』を通して輪が広がった
私には料理があったから自己肯定感を保つことが出来た、自信に繋がったと思っています。
私はそれが料理だったけど、その小さな自信になるものが料理じゃなくても良いんです。
何かがきっかけになって
『出来た』
『挑戦してみたい』
から、その子の人生が広がっていけば良い。
私はそれが料理だっただけ。
- 美味しいものを作るだけで凄いと言われたり自信に出来た
- 日々の料理を作れるだけでも喜んでもらえる
- 今日食べれるものを自分で作れるのは素晴らしいこと
- 食べ物で自分を癒して人も癒す
- 人を癒せる、笑顔に出来る自分を肯定してあげられる
こんな風にいつしか『料理』が私の生きる自信となったのです。
料理が出来ないことが悪いことではないけど
料理が出来て損をしたことは一度もない
料理が辛いと思ってしまう理由
『食べること』『何かを口にすること』って産まれてから一生付いてくるものですよね。
でも料理をする立場になると辛いと思ってしまう経験ってありませんか?
- 子供が産まれてからの料理への悩み
- 食べさせないと生きていけない
- 毎日手作りしないといけない
- 美味しいものを作らなければいけない
- インスタで素敵な料理を見て自分は出来ないと凹む
- 毎日、朝・昼・晩の献立に悩む
- 料理をする時間がない余裕がない
結果
毎日の料理が辛い…
と感じてしまう。
いつの間にか無意識に『こうしなければならない』に囚われて料理へのハードルが上がっているんです。
でも
全てに共通することだと思うのですが、料理にも正解はない。
料理に触れて自分で作り出す経験のなかで
『料理はこうするべき』
という先入観や固定観念から解放されると思うのです。
つまり、ちょっとした料理の経験で変わる。
経験があればハードルが下がる
それは決して
- 料理を上手く作れるようになる
- 栄養バランスの整った料理が作れるようになる
というハードルではなく
『料理とはこうあるべき』というハードルがなくなり、
料理に正解を探さない・求めないから、料理が楽しくなる
という意味です。
小さい頃からたくさん料理を経験することで料理に対するハードルが下がる→挑戦力が付く
料理は失敗することもある。でも失敗しても作り直せば良い→リカバリー力が身に付く
そして
料理の大変さを経験して知ることで、お料理してくれる人に対しての感謝や思いやりの気持ちが育つ
お料理の大変さを知っている人なら
今日忙しかったから無理しないでカップラーメンにしようよ〜
という言葉も自然に出るのではないでしょうか。
子供が料理を身に付けることで、どんなメリットがあるの?
子供が料理を身に付けることで、どんなメリットがあるのか??
本当は、子供が料理をして得られるメリットとか、得られる未来とか、そんな風に強く断言するのも好きじゃない…
(むっく・心の叫びwww)
私がおばあちゃんと料理をして経験したように
自分が作った料理を『美味しい!』『ありがとう』と喜んでもらえます。
自分が作った料理で人に喜んでもらえることで小さな自信となります。大きな自信じゃなくても小さな自信が少しずつ積み重なれば、いずれ人生の大きな自信となると思うのです。
小さな自信が積み重なるとお料理以外の色々な場面でもチャレンジ(挑戦)しようとする勇気が出ます。
色んな事にチャレンジすると、世界が広がっていきます。
勉強にはどうしても点数によって『出来る/出来ない』の判断基準がありますよね。
マルかバツかで正解を求められたり、間違っているとバツを付けられてしまったり。
でも料理には正解がなくて
世の中にレシピは存在するけれど、レシピ通りに作らなくても良いし、自分で考えたことを形に出来ます。
最初は失敗もするけど、そこからどうすれば良いか?というリカバリー力も身に付いていきます。
何より、自分で作って人に食べてもらって笑顔になることにやりがいを感じ、自分で作ったものを自分で食べて美味しいと感じることが出来る。
きっと料理ができることが自分の生きる力となります。
料理にも生き方にも正解はない
料理でも何でも
こうしなきゃダメ!とは決めたくないんです。
こうあるべき
みんなと同じであるべき
と決め付けられるのが一番苦しい。
なぜ人間の世界だけはこうあるべきなのか…。
生き物って本来は多様性なんです。
料理も生き方も、自分にとって何が心地良いのか選べば良い
と思うのです。
食に関しても『必要なもの/不必要なもの』は自分の体と生き方で判断できるようになれば良い。
でも何も知らないと、逆に『こうあるべき』に捉われてしまう。
もちろん栄養は大事かもしれないけど、
自分が選んだものを、自分が心地よく美味しく食べて、自分でバランスを取れたら良い
その子が生きていく上で、自分の食べるものを自分で作れる=生きていけるという自信になる。
料理を通してそう感じてもらって強く生きてけるようになって欲しい。
子供たちの無限の可能性を広げたい
何を言いたいのかまとまらなくなってしまったけど
『料理』を経験することで、自分でできた!
と感じたり
『料理』を経験したことから、食材があればちょっとした料理をササッと作れるようになり、楽しいことが増えたり
『料理』を作って、人を笑顔にできる喜びを感じたり
その結果、ちょっとした自信に繋がって
その自信が、他のことへの挑戦に繋がったり
自分の可能性を広げるきっかけになると良いな…という思いがあって、私はこの活動をしています。
なので、上手に料理が出来るようになるとか、栄養に詳しくなるとか、そういうことをゴールにする必要はないと思っています。
料理を通して子供たちの無限の可能性を広げたい
食の思い出や、食べ物を通じてのコミュニケーション・繋がりがたくさんでき、人生を彩り豊かなものにして欲しい
それが私の考える『食育』です。
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